Uターンという選択。

一度は都会に出たけれど、住み慣れた土地で家族と暮らしたい。
生まれ育った鹿児島で自分の好きな仕事をしたい。
都市部で就職した後、鹿児島に帰るUターンという選択。
何がきっかけで鹿児島に帰るのか、どうやって決断するのか。
実際に入社してみたら?近年Uターン就職で東条設計に入社する人が増えています。
Uターンで入社したスタッフに、その実態をインタビューしてみました。

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参加者(写真左から)
原囿 了造  1984年生まれ/2011年入社
吉原 昌也  1980年生まれ/2011年入社
吉丸 貴一郎 1983年生まれ/2013年入社
楠原 誉章  1984年生まれ/2015年入社
飯島 誠之  1983年生まれ/2013年入社

きっかけは三者三様

まずは皆さんがUターン就職を決めた経緯を教えてください。

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吉原 前職は東京でゼネコン設計部に6年勤めていました。元々地元志向があり、子どもが生まれたタイミングで鹿児島に帰ってきました。
また前職ではマンション設計を専門にやっていて、もっと他の用途の建物にもチャレンジしたいという気持ちがありました。

楠原 私も結婚・子どもをきっかけに転職を考えました。ちょうど30歳という節目で、ある程度経験を積み、まだ色々なことが吸収できる年齢だと思い転職に踏み切りました。

吉丸 私は大学卒業後地方のアトリエ系の設計事務所に就職しました。そこで2年間働きましたが、業務内容や給与面で理想と現実の差があり……どうしようかと悩んでいたところで、父から東条設計を紹介されました。

原囿 前職はスーパーゼネコングループの設計事務所に4年勤めていました。東京で就職するとき自分の中で、30歳になったら鹿児島に戻るか東京に残るか考えようと決めていました。26歳の時に震災に遭い、予定より早かったですが、家族のことも考え鹿児島に帰ることに決めました。

飯島 私は東京で彼女ができなかったからです(笑)約5年間勤めた前職で、設計から現場監理までを一通り学び、このことを地元で生かしたいと思い転職をしました。

再就職先に東条設計を選んだ理由を教えてください。

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原囿 私は学生時代にインターンシップで東条設計に来ていました。その時に会社の雰囲気は分かっていましたし、鹿児島のゼネコンで働いている兄に最近の様子を聞いていたので割と不安なく選びました。

楠原 東条設計のことは小さいころから知っていました。身近に接している建物を東条設計が設計していることを何となく知っていたので鹿児島で就職するなら東条設計だな。と思っていました。

吉原 就職先は鹿児島の親戚に相談していくつか打診してもらいました。その中に東条設計があり、ホームページで会社を調べて応募しました。
飯島 転職しようと思ってから、鹿児島の設計事務所をリストアップして調べました。家族の協力も得ながら、どんな建物を創っているのか、どんな会社なのかを確認して東条設計を選びました。

全従業員中、中途入社は73%。
前職は大手設計事務所、ゼネコン設計部が多い。
Uターンの他、地元の別会社や、県外出身のIターンも在籍。

 

入社後の今、東条設計はどんな会社だと感じていますか?

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吉丸 アトリエ系の設計事務所でもなく、組織系の設計事務所でもなく、ちょうどその中間のような感じが気に入っています。
一番ビックリしたのは、福利厚生が信じられないぐらい充実していることですね。
フレックスタイムが採用されているので、自主的に時間管理ができて、自分のプライベートや勉強などの時間も計画的に取れるあたりが組織事務所の良さを生かしていると思います。
一方で色々なジャンルの建築や設計の業務に一通り携わることができ、建築の楽しいところも大変なところも全部自分でやるアトリエ的な部分もあります。

楠原 福利厚生といえば、社員旅行に家族も招待されるのにはビックリしました。

飯島 社員は全額会社負担。家族も勤務年数に応じた人数を会社が負担してくれますからね。

吉原 行き先も海外が多くて楽しいです。小さい子どもがいて長旅が出来ない家族のために、国内旅行の班も作ってくれるのもありがたいですね。

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研修旅行は年1回、
スタッフだけで行く建築視察と、家族招待旅行のどちらかがある。
行き先は国内・海外が交互に選ばれることがほとんど。
近年では沖縄・ハワイ・シンガポールなど。

 

都市部でできること・地方だからできること

地方の設計事務所に転職する上で心配していたことはありますか?

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原囿 やっぱり「地方に仕事があるのかな?」ということが一番心配でした。鹿児島の建設業界の事情も何も知らなかったので。入社してからはたくさん仕事あることに驚きました。

吉丸 仕事の絶対数が他県に比べて少ないことは分かっていましたが、その中でも仕事をたくさん頂けているし、県内の主要な建物に携われるチャンスは多いと思います。
吉原 会社の安定性も他の事務所よりはあるかな。会社が安定していれば、お客様にも安心して仕事を任せてもらえると思うので、地方の就職先を選ぶ時には重要な要素だと思います。

原囿 あとは作る建物の規模が小さくなることを心配していました。それはその通りでしたが、代わりに自分のできる範囲は大きく広がりました。前職は分業制で、建物のコアまわりだけとか階段の納まりだけ、なんてこともあって、建物の全体像が見える機会が少なかったです。気が付いたら竣工してた。ってこともあったり。今は企画から詳細ディテールまで全部自分が関わることができます。

吉丸 私は逆に規模が大きくなった方です。とはいえ、少人数の事務所ならではの事務処理作業などをする必要がなくなったので、設計業務に集中して臨むことができるようになりました。

年間の業務受注件数は約120件(2015年度)で年々増加。
大型案件が増えており売上高もそれに比例して増加している。
特に医療系施設の設計が多数あり、中途入社者は医療系施設の設計希望で入社してくることも多い。

 

会社の環境・雰囲気はどうですか?

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楠原 私が入社して一番驚いたのは、一人あたりの作業ブースが広いことです。集中して自分の作業に取り組める環境を作ってくれています。それに個人に割り当てられるパソコンなどの設備も充実していると思います。欲しいものがある時は進言すれば気前よく買ってくれるところにも驚きました。

吉原 良い環境で仕事をするための投資はかなりしてくれます。その代わり求められる成果の水準も上がるのでしょうが、それがモチベーションアップにもつながっていると思います。

飯島 会社全体の雰囲気は、平均年齢が若い印象を受けます。大手設計事務所の平均年齢が40代なのに対してウチは30代。

原囿 最近新卒・中途を含めて若いスタッフが増えましたね。地方の設計事務所ってオジサンばっかりのイメージだったけど、自分と同じ年代や、女性スタッフもたくさんいました。仕事面で若いスタッフの提案も通りやすくて良い雰囲気です。

吉丸 建物づくりには保守的である部分と変化していかなければならない部分、両方が大切です。
これまで社内で蓄積していたノウハウを生かしながら、若いスタッフが主体となって変化を担っていくというような良い環境が社内全体で生まれてきていると思います。

楠原 最初大変だと思ったのは、朝礼・夕礼とかですね。前職では無かったので。

飯島 私も前職では朝礼・夕礼はありませんでした。最初は大変だな…と思いましたが、時間に区切りがあることで規律を持って仕事に取り組むことができています。

楠原 そうですね。それに朝礼・夕礼では、自分の関わるプロジェクト以外の情報を聞いたり、それを自分の仕事に生かせないか確認したりできて、助かる面も多いです。

吉原 コミュニケーションを活発化させるという点では、様々な工夫がされています。朝礼・夕礼の他にも、ランチ時にスタッフの前でプロジェクトの説明をして意見を貰ったり、建物のデザインを社内コンペで募集したり。

吉丸 そういった場は互いに刺激を得る良いコミュニケーションになるし、色々な面から建築の考え方にアプローチできて、良い建物づくりには欠かせないものだと思います。

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1人当たりの作業ブースサイズは2m×2m。
整理整頓さえきちんとしていれば、どのように使ってもOK。
スタッフそれぞれの個性が見える空間になっている。

 

成果を出せば会社が応えてくれる

ぶっちゃけ、給与面はどうですか?

原囿 1年目は下がりましたね。あとは順調に上がりましたけど。

飯島 私も最初は下がりました。東条設計は年俸制なので残業代がない点が要因だと思います。かなり心配はしていましたが、東京とは物価が違うので困ることはありませんでした。今は前職を超えたぐらいです。

吉原 年俸制は生活の計画が立てやすいですね。毎年1回給与改定の面談があり、頑張った分だけ給与に反映されているのが良く分かります。

原囿 夏冬のボーナスは年俸に含まれているので、実質のボーナスは決算賞与ですね。これも頑張った分だけしっかり貰えます。

Uターンは新しい風になる

Uターン就職で苦労することは何ですか?

原囿 仕事内容は同じ建築設計ですが、細かい部分の違いに苦労します。例えばCADソフトが今まで使っていたものから変わったりして、最初に覚えないといけないことが多いです。

吉原 確かに。そういった面では苦労しますね。

原囿 それが逆に会社に今まで無かった技術を取り込むきっかけになったりもします。前職で使っていたBIMを東条設計でも導入したいと思い、私が中心になって今若いスタッフで勉強を進めています。鹿児島でのBIMの浸透率はまだ低いですが、これからは必須のスキルになると思うので。

飯島 前職でBIMをバリバリ使いこなしていたような人が入社してきてくれたら心強いですね。

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東条設計ではJw-CADの他、
DRA-CADやVectorworks、Auto-CADを使用。
BIMはArchiCADを導入。実用化に向けて勉強中。

 

最後に、Uターン就職ついて一言お願いします。

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飯島 Uターンの人が集まると、色々な経験や技術を持ったバラエティ豊かな構成になるので楽しいです。
新しい人が来る度に、建築のデザインや会社のシステムの見直しをするきっかけがあり、会社をより良い方向へ導いていくことができます。私もこれからもそういった新しい風を送り込んでいけるようにしたいです。

吉原 Uターンを決断するまでは不安でいっぱいでした。でも勇気を出して一歩踏み出したことで、今まで知らなかった新しい世界を見つけることができました。
Uターンは考えていたほど怖くはないですよ。

中途採用の詳細は『採用募集要項』をご覧ください。