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ご挨拶

クライアント・ファーストの精神

東条設計は、アトリエ派的要素を内存した組織事務所として、クライアントの夢実現の為に、建築設計を主たる業とする会社です。
会社創立40有余年、一貫して「クライアント・ファースト」の精神を貫き、お客様の信頼に応えるべく、設計活動を続けております。
東条設計の理念は、会長である東條正博の人生観そのものです。この場をお借りしてご挨拶を申し上げます。

18歳社会人1年生

鹿児島工業高校建築科卒業と同時に、大阪にて現場監督としての社会人第一歩を踏み出しました。
右も左もわからぬ18歳の少年でしたが、幸い同郷の先輩にも恵まれ、建築のいろはから叩き込まれました。
休日はせいぜい月2回、汗まみれの貴重な4年余りを過ごすことができました。
しんしんと雪が降り続く成人の日、滋賀の現場に郷里の両親から届いた祝電の温かさが昨日のことのようです。
40周年の創立記念日に、その先輩から届けられた紅白のワイン、未だにもったいなくて飲めずにいます。
素晴らしい方々との出逢いの中で「頑張れば感動」、働く喜び、建物を作る喜びを教えて頂いた社会人初年兵。

作る喜びから創る喜びへ

建設会社から設計事務所へ転職しましたものの、図面は読めても書けない。自己嫌悪の日々から脱却すべく、必死で勉強の毎日でした。
通信教育で構造計算を学び、徹夜も厭わず図面を書き続け、新聞・テレビとも無縁の、社会から隔離された建築漬けの2年余りを過ごしました。

昭和48年、大阪より帰鹿。半年あまりの設計事務所勤務を経て、若気の至り、フリーランサーとして独立。
独立といっても構造計算、施工図等、下請けの仕事の日々でした。どうしても建築主と直接向き合う仕事がしたい、建築主の側に立った設計をしたい、そういう思いで昭和50年、一級建築士合格を機に設計事務所登録をいたしました。

しかし高等教育を受けていない身、大学というところで勉強をしてみたい、という願いが叶えられ、昭和52年から2年間、鹿児島大学建築学科に聴講生として通学することができました。
今は亡き、構造設計の権威と言われた、立川、上田両教授には、構造設計のみならず設計者としての倫理観まで教えて頂きました。 職業倫理欠落の果てに姉歯事件が起きることを予言されていたのでは、と思う今日この頃です。

意匠設計を教えて頂いた田良島先生との御縁で、後年、第一工業大学の非常勤講師として貴重な体験もさせて頂きました。 己を知り、多くの事を学び、吸収し、高めたい、ただひたすら建築を愛する心とがむしゃらな若き情熱で、東条設計の1頁を開くことができました。
建築主と向き合って建築を創る喜びは、何ものにも代え難い至福の日々でした。

昭和53年8月23日 法人登記

建築主の関係で出逢えた鹿児島相互信用金庫の当時本店長、今は亡き政岡様には、経営の「け」の字も判らない私に、まさに手取り足取り御教示頂きました。正道の師でもあります。私個人の力ではとても出逢うことができない方々もよくご紹介頂きました。御紹介のおかげで御縁を頂きました方々にも改めて御礼申し上げます。
また、御子息方の動物病院、眼科の設計までさせて頂き、今日あるのも政岡様のおかげ、と亡くなられて10数年、5月28日の命日は、欠かすことのできない大切な感謝の日でもあります。
法人にすることを勧められ、法人登記をした1978年8月23日を創業日と定め、それからあっという間の40有余年。その法人登記をして頂きましたのは、同じくご紹介頂きました柳元先生、それからずっと、顧問税理士として公私にわたりご指導を仰ぎ、お陰様で、わずかではありますが、毎年税金を納められる法人となりました。感謝の一言に尽きます。

感謝してもしきれません

設計の仕事をご発注頂きましたお客様お一人お一人に、ここまで育てて頂きました。素晴らしい御縁を頂きました方々との想い出が走馬灯のように思い出されます。我が子以上の愛情、情熱を傾注し、創らせて頂きました建物は、私にとりましてかけがえのない宝物でもあります。この宝物を創る機会をお与え頂きましたお客様方、本当に有難うございます。改めまして心より感謝申し上げます。

建築主の夢を具現化して頂くために、日夜現場の作業に携わっておられます建築関連業者の方々、魂を込めた汗の結晶は私共の誇りでもあります。いつもいつもいい仕事をして頂き、心より感謝申し上げます。現場では職責上、厳格な事を申しますが、私共はよりよい建物を創る、作る、いわば戦友です。 これからもそれぞれの職責を全うし、品質の高い建築を作り続けてまいりましょう。

また、この間、東条設計の理念に共感し、口やかましい私を支えてくれ、よくぞ耐えて頑張ってくれているスタッフの面々にも賛美の言葉を贈りたいと思います。本当に有難う。本当にすばらしい方々との出逢いの連続です。その時々に逢うべき人と逢い、その幸運にも感謝したいと思います。

花を支える枝
枝を支える幹
幹を支える根
根はみえねんだな

相田みつを氏の言葉ですが、しっかりと大地に根をおろし、建築主の夢であります花を、枝や幹の建築関連業の方々の御協力を頂き、スタッフの英知を結集し、美しく咲かせ続けたいと念じております。

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